人間って静寂?それとも騒音なの?
私たちは、どのようなときに「静寂」を感じるのでしょうか?音響生態学者のゴードン・ヘンプトンは、「静寂」とは完全な無音状態のことではなく「人間の活動によって生じる騒音が少ないこと」だと説明します。
「静寂」を感じる空間には、虫の羽音、波の音、葉がこすれる音などさまざまな小さな音が存在します。
このような人工的な騒音が少ない環境に身を置いたとき、私たちは「静寂」を感じ、穏やかさや落ち着きに満たされるのです。そもそも完全な無音は、この世界に存在しないのですね。
静かな〝音景〟を守る意義
幼な子の声が「静寂」をもたらすのは、彼らがまだ自然の一部だからではないでしょうか。一方で自然と乖離してしまった大人の声は「静寂」を生まない騒音なのかもしれません。
自分が地球にとって騒音なんて嫌になっちゃいますが、少しでも地球やまわりの命にとって、心地よい存在でいたいものです。
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